強い組織を作る!ジャイアントキリングの名言で学ぶリーダーのマインド
サッカーアニメ・漫画といえばジャイアントキリングというくらいジャイアントキリングが好きなグログ管理人のTOMO です。
ジャイアントキリングは、様々な登場人物が登場し、それぞれの立場からストーリに関わってきます。その分一人ひとりの人物像の作り込みが丁寧でそれぞれの思いを表してくれる名言が多いこともこの作品の魅力と言えます。
今回は、この作品の主人公格の達海猛監督の名言を通して強い組織を作るリーダーの心構えを学んでいきたいと思います。
1.達海猛って誰?
作品の中心人物で舞台となるETUを率いる若手監督。もともとETU のスター選手だったが、イングランドのクラブへ移籍し、怪我の影響で若くして引退。その後イングランドのアマチュアクラブの監督として数々のジャイアントキリングを起こしていく監督になっていく。そんな彼を古巣のETU が監督として招聘。招聘されたはいいが、古巣は、スター選手の流出などもあって低迷・・・なんとか1部に残っているような状況。達海はクラブを見捨てた選手という見方もされていたので、いきなり崖っぷちからのスタートといった流れで物語が進んでいきます。
達海猛は、ズボラで飄々としているようで実は物事の核心をしっかりと捉えている人物。スター選手だったこともありイケメンな雰囲気。実写版があるならキムタクにやってもらいたい・・・そんなキャラです。
2.名言集
①弱いチームが強い奴らをやっつける勝負ごとにおいてこんなに楽しいこと他にあるかよ(1巻1話)
ビジネスにおいても同じで厳しい状況を楽しむくらいのモチベーションで取り組むことができるかっていうのは本当に大切なことですよね。競合は強い。うちは資金面でも全然かなわない。でも知恵と工夫で競合相手でも勝負していく。そういうマインドが必要だし、リーダーがみんなに浸透させることが必要なんですよね。
②今のお前達は・・・弱小クラブの控え要するに下の下、最低ライン、ギリギリプロ、このままでいいのか?想像してみろよ。ここでレギュラー組を倒す。レギュラーの座を掴む。それでリーグ戦を勝ち進む。その時お前たちの立場は変わる。これはお前達のジャイアント・キリングの始まりだぜ(1巻4話)
スポーツでも会社でもベテランもいれば、新人でまだまだ経験もなく力不足の人もいる。特に若手に対してどうやってモチベーションを引き起こすか?結構難しい問題ですよね・・・達海監督は控えメンバーに甘んじている選手に具体的な言葉を使いながら、自分たちが成功しているイメージを思い描かせていきます。これって結構簡単に思えて難しいことだと思うんです。こういうことを指導者に言われると発奮しますよね!
③やる前からひるんでどうすんだ。試合前に有利も不利もねぇ スコアは常に0-0から!誰に対しても平等だ(1巻4話)
強敵相手に何かを移動もうとするときって普通は、怯んでしまいがちですよね。でも、やる前は負けや失敗が確定したわけではない。仕事でも試合でも環境面は自分も相手も同じで公平なはずなんですよね。でもこういうことって案外忘れがちで、ついつい自分たちは不利なんだって何科の言い訳を探してしまいたくなります。こういうことを冷静に熱く語ってくれるのは嬉しいですよね。
④第一印象って大事だぜ。見慣れてないから欠点だってよく見える。それが相手を負かせる時だってある(1巻6話)
サッカーの試合だけではなく、交渉事においても第一印象を良くすることで話の流れを自分に要売りなように引き込んでいくってありえることですよね。そうしたことをしっかりと計算して組織をデザインしていく。最初は付け焼き刃かもしれないけど、理想的なイメージを作りながらもしっかりと自分たちに根付かせていけば強い組織になっていく。
⑤まーまー松ちゃん。こっちが動かない方がいい時もあんだって。下の立場にいる奴らってのは指示されてるほうが楽なんだよ。楽も続けば怠慢になる。そういう話だよ(2巻8話)
これって会社などの組織でもあるあるだと思うんですよ・・・下にいるときは、多少きつくても言われていることをやっていくほうが楽。責任感持たなくてもいいですもんね。やっぱり自分で考えて動けない組織は、強くはなれないと思います。
⑥何でも思い通りにいって何が楽しいよ。俺が楽しいのは俺の頭ん中よりスゲーことが起こった時だよ(2巻12話)
これってサッカーのようなスポーツやゲームのケースだけって思いがちですが、ビジネスなどの組織においても言えると思うんですよね。それぞれが与えられたことをこなして、予定通りの働きをして満足するだけではなくて、それぞれが自分の想像以上の働きをすること。それが重なっていくことで何倍もの効果が生まれること。そういうのをデザインしていけるリーダーってやっぱりカッコいいですよね。
⑦いいことじゃんか椿。コンプレックス持ってる奴は強いぜ(2巻14話)
コンプレックスを持ってうじうじしちゃう人いますよね・・・僕もそういうタイプです(笑)そういう人に対して何うじうじしてるねん!と叱責しても当の本人には、響かないんですよね。その場は聞いたふりをしてるけど「この人俺のことわかったように言ってるけど、全然わかってねぇわ・・・」って内心思ってるんですよ。でもまずは、その人をそのままで受け止める。それはそれでいい。弱点は弱点で受け入れて、それを乗り越えていけるように引き上げていくってのは言われたら本当に救われた気持ちになると思います。
⑧監督が変わったからって 選手が変わるわけじゃない。俺達がまず戦わなきゃいけないのはね・・・敵チームじゃない自分達自身だ。このチームに根付いてる「負けグセ」 その根っこは深いよ(4巻31話)
これも色々な組織で当てはまると思います。トップが変わってヤイヤイ言っていても実際やるのは、その組織のメンバー一人ひとりです。周りの競合や相手の前に、うまく行かない状況を作ってしまった自分たちの組織や自分たちに向き合ってそれを乗り越えていけるか。そこを気づかせていける人が強い組織を作るリーダーだと思います。
⑨面白いもんでさ 引き分けの時ってチームの状態がよく見えるんだ。例えばね・・・試合後に選手全員が悔しそうな顔してたらそれはチームの課題が残った試合・・・で逆にそれなりに満足げな顔してたらそれは全員で何とかしのいだ試合・・・そんな中で一番良くないのが全員バラバラの顔してること ここ数試合のあいつらだ(6巻57話)
「無難にしのげた・・・」そういう状況で、一人ひとりがどう思っているのか・・・いちばん大切なのはメンバーの考えがバラバラのとき。まさにそうですよね。いくらポテンシャルのあるメンバーを揃えていても考えがバラバラでは、うまくいきません。まさに、ヴィッセル神戸にあれだけ実績のある選手がいるのに勝てないことがある。多分それぞれの考えや思いの熱量の差そういった物がうまく揃わないと組織として成果が出ないと思うんですよね・・・
⑩伸び方ってのは人それぞれあるもんだ でもチームってもんはひとつしかねえ。勝ちたがってんならその想いをケンカしてでもすり合わせりゃいい。そうすりゃ相手の考えがわかる。それが次々広がってチームっていうひとつの生地になる。そうやってね強いチームってのはできるんだぜ(6巻57話)
自分は、ケンカしてまで思いをぶつけ合うのは苦手です・・・でも本当に強い組織にするにはきちんと考えをぶつけ合い、お互いの考えがわかるようにしないといけないですよね。馴れ合って表面だけ仲良しのように見えている組織はまぁ・・・強そうには思えませんからね。熱い思いは、伝播するこれもその通りだと思います。一人だけ熱いだけでは駄目で、熱を周りに伝えていかないといけないんですよね。
⑪面白い試合になれば観客も盛り上がる。お前達も余計楽しくプレーできる。そういう時だよ。自分の想像を超えたいいプレーができちまうっ時は!(7巻59話)
調子のいいときや仕事でチームが上手くいっているときって、確かにその仕事自体が楽しいと思えているときです。その行いが、面白いと思えて、周りから見ても応援したくなる。そういう空気を作っていくこともとても大切なことですよね。
⑫おそらく世良みたいな連中は・・・劣等感から始まってる。出来ないこと消去法で削ぎ落とし 出来ることをだけを磨いてプレーしてる。磨いて輝かないものなんてない。だから期待するんだ俺は そういう奴が才能ってもんを凌駕すんのを(9巻82話)
組織には、天才タイプもいれば、凡才タイプもいる。弱者には弱者の武器を持っていてそれを磨いて自分だけの武器にする。劣等感をプラスに転じさせるそういうモチベーションの上げ方をしていかないといけないですよね。
⑬ライバルや周りの選手が上手くなることを恐れるな。むしろ歓迎しろ。お前達には人一倍の負けず嫌いの精神があることを俺は知ってる。仲間が上達して自分の立場が脅かされることと。自分の実力が向上することは直結してんだ すなわちこれはチャンスなんだ(18巻144話)
やはり強い組織を作れる人は、自分の置かれた環境のせいにしたり言い訳はしないのですね。ピンチをチャンスには聞き慣れた言葉ですが、今の状況に感謝し、それを自分の糧にしようと言うモチベーションにする。更に単なる根性論にするのではなく、きちんと努力することも必要。こういう道筋をきちんと示すことができれば、周りもついていきますよね。
⑭本当に強いチームってのはさ 自分に厳しく・・・相手をリスペクトして。自分と相手・・・双方に常に挑んでいってる様な奴の集まりだ。順位も獲ったタイトルも関係ない あるのは前に進もうとする強い意志だ(26巻250話)
これも本当にその通りですよ。自分に厳しいだけでも駄目で、相手をリスペクトする。自分と相手どちらにもチャレンジすることって大切ですよね。おごり高ぶっている組織そのいっときは仮に良くても常に強い組織ではないと思うし、自信を持ちながらも常に自信を向上し、誰に対してもチャレンジ精神で謙虚に立ち向かう。難しいですけどそれを常にできたら強いですよね。
⑮経験のある相手に対して。それが無い奴らは勢いで闘う他に道はねえんだ。じゃあその「勢い」ってのは何か。それは挑戦者が自分の殻を突き破ってく力だよ(35巻338話)
そして、やっぱり強くなるためには、自分で自分殻を破らせるしかないんですよね。限界突破をどのようにさせるか?それぞれに勢いをどうやってつけてあげるのか?これを思惑通りに成し遂げることができれば、本当に強い組織を作れると感じます。